地球以外に住めそうな惑星が見つかったというのは嘘か真か

地球以外に住めそうな惑星が見つかった、という話を耳にされたことがある方もいるのではないでしょうか。しかし果たしてそれは本当なのでしょうか?

1.火星には住めない?!

一昔前にはいわゆる「宇宙人」といえば火星人という時代がありました。地球から到達するのが最も簡単な惑星で1日の時間が地球に近いこと、季節が地球に似ていることなど火星にはいくつか類似点があります。そのため、数ある宇宙移民計画の中の一つとして昔から火星への植民がありました。

しかし、火星は地球の0.7%ほどの大気量しかなく、しかも火星で大気を作ることはほぼ不可能と言われています。

1991年、惑星科学者クリス・マッケイは、十分な二酸化炭素と水と窒素があれば火星で大気が作り出せる可能性がある、との論文を「Nature」に発表しました。

しかし、火星の二酸化炭素のほとんどが宇宙空間に拡散してしまうことが最近研究で判明したのです。

この結果は火星移住を夢見る多くの人にとって非常に残念なものでした。

2.NASAの発見

NASAは2015年に地球から1400光年の距離に液体の水がある可能性のある「ケプラー452b」という惑星を見つけ、「地球のいとこ」と名付けました。

また、NASAは2016年に太陽系の外側で新たに1284個の惑星を確認したと発表しました。その中で地球のように住めそうな惑星は9個あるとのことです。その中でも最も地球に近いものは11光年。はるか彼方のように感じますが、これは天文学的に見ると非常に近い距離なのだそうです。

これはケプラー宇宙望遠鏡の観測結果を分析した結果確認された結果で、太陽系の枠外と認められた惑星はケプラー以外の観測で発見されたものを合わせるとそれまでの1900個ほどから3000個以上に増え、居住の可能性のある惑星は合わせて21個となりました。

その際のその星に住めるかどうかの基準は、太陽のような恒星からちょうど良い距離の軌道を回っていて、岩石質で水や大気がありそうかどうか、ということでした。

また、2017年にNASAは太陽系外の惑星で地球にかなり似たものを7つ発見しました。地球からみずがめ座の方向へ39光年離れた「トラピスト1」という恒星の周りにある惑星7つで、大きさもほぼ地球と同じ、海があるものも一部ありそうだとされています。

7つの惑星のうち少なくとも3つの惑星には表面に液体の水が存在する可能性があり、恒星からの距離も生命の居住可能性があるゾーンで、水が蒸発してしまったり、凍るほど気温が低くなったりすることはないようです。

トラピスト1は太陽に比べると暗く温度も低い惑星ですが、その7つの惑星はどれも地球と太陽の距離の数十分の1の距離で回っているため、惑星はどれも適度な温度を保つことができるのです。

3.2025年には月に居住場所ができる?

一方、日本の研究機関では月での居住に関しての研究が行われています。東京理科大学のスペース・コロニー研究センターでは、2025年〜35年には月に水や食料、居住場所などを整備する、というロードマップを作成しています。また、NASAは2024年には月の軌道上に宇宙ステーションなどを作る月面開発を進めると発表しています。

4.まとめ

人類が月面着陸を果たして50年以上が経ち、今現在地球以外の惑星での居住は少しずつですが現実味を帯びてきているようです。これからの研究にさらに注目していきたいですね。

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